2013/05/12

しがみつかない生き方

 

『しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール』 香山リカ (幻冬舎新書)を読みました。そのルールとは・・・、

1. 恋愛にすべてを捧げない
2. 自慢・自己PRをしない
3. すぐに白黒つけない
4. 老・病・死で落ち込まない
5. すぐに水に流さない
6. 仕事に夢をもとめない
7. 子どもにしがみつかない
8. お金にしがみつかない
9. 生まれた意味を問わない
10. <勝間和代>を目指さない

精神科医である著者が、様々な症状の患者と対面してきて感じた事を書かれています。精神的なものなので、多かれ少なかれ人は悩みを抱えているかと思います。目の前にある幸せが見えずに。

10章は、特定の固有名詞が書かれていますが、勝間さんは、『断る力』等著書を書かれ、数多くの講演依頼や取材がくるそうです。それだからこそ「断る」のであって、一般人は断れる程、仕事の依頼が来ているだろうか、と著書は言います。同感。。。

作者は、『万葉集』から引用し、
「世の中は 空しきものと知る時し いよよますます悲しかりけり」
この歌を詠むと、生きる事が悲しい気持ちになります。

あとがきに書かれた著者の言葉。
「ふつうにがんばって、しがみつかずにこだわらずに自分のペースで生きていけば、誰でもそれなりに幸せを感じながら人生を送れる。それで十分、というよりそれ以外の何が必要であろうか。」

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