私は、設計者として、いつも思っているのは、クライアントご家族には自分が家をつくる、という意識を持ってほしいと思っています。
例えば、家の主であるお父さんが、ある日、家を買ってきてみんなで住まう、というのではなく、家族みんなで住まい方を話し合い、その思いを私たち設計者に伝え、最後に自分がつくったという跡を残してほしい、と思っています。
建築家は、とかくデザインばかりが先行し、機能的でない住宅を設計されてしまう、というお話をききます。私は、住宅という目に見えるカタチをデザインする、というより、目に見えないモノに興味があります。住宅では特に「家族の絆」です。私に依頼して頂く事で、家族の愛情や、絆といった目に見えないデザインができたら、と思っています。
「家」が主役というより、「家族」が主役となるような家づくり。
そんな事を常日頃、考えています。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。