現在、ギャラリー間で開催中の『311 失われた街展』に行ってきました。
震災復興にあたり、建築家としてどのような手がかりで、どういったアクションをすればよいか私自身、正直迷いました。どんなに美しい建築でも、このような震災や事故によって一瞬にして崩壊してしまう儚さを感じます。
この展示会では、震災前後の2つの航空写真が並び、更に被災地の街の模型がいくつも展示されています。震災前後の航空写真では、明らかに街の色が異なっています。また、街の模型の白さが、美しくも悲しい色に私には見えてきました。まるで亡くなった被災者に対して、気持ちを鎮めるかのような。白色模型がこんなにもはかない、なんて初めての気持ちでした。
このギャラリーの近くにある AXIS GALLERYでは奇しくも似たような震災復興の内容で、「POST 3.11 これからデザインにできること」が展示されていました。ここでは、建築家やデザイナーによる支援活動の様子が展示されています。
私は、この震災に対して、なんらかのデザインの力で支援したいと考えています。いつかこのブログ上で発表できる事を願って。