屋根裏、本殿内、床下と3チームに分かれ、現状の確認を行います。我々のチームは、床下へ。わずか600mm程度の真っ暗な床下を、懐中電灯一つで、蜘蛛の巣を取り払いながら埃まみれになっての調査です。防塵対応でないデジタルカメラは、当然、埃まみれです。
束の位置が芯に通ってなかったり、腐食状況の確認、そして補強可能であるかどうかの確認です。
大変な作業でしたが、それでも普段、お寺の床下を潜る機会など皆無なので、とても良い経験でした。この後、どこにどの程度の補強が必要かを検討します。
デザイナーや建築家と呼ばれる職業は、一見華やかに見えますが、決してそんな事はありません。このように身体が埃まみれになったり、徹夜だってします。それだからこそ良いモノが生まれてくるものであると信じています。例えば、女性が子どもを産む事と同じように、大変な苦労があります。だからこそ生まれてきたモノに対して愛でる事ができるものであると思います。
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