現在ギャラリー間で行われている 『長谷川豪展』に行ってきました。
展示会等で展示された模型、パース等は、展示会終了後とかく廃材となるか、倉庫に眠ってしまう事が多いのですが、この企画では、中庭に建てられた鐘楼は、震災で被害を受けた幼稚園に移築されます。これには、とても共感しました。
私が大学の卒業設計をやっている時、まさにその時、ちょうど阪神大震災がありました。
学生という身分なので、時間だけはあります。そこで、すぐにボランティアとしてかけつけました。短い期間でしたが、戻ってきて卒業設計に取り組む姿勢ががらっと変わりました。その時、自分が考えている事は残るが、模型やパースは廃材となってしまう事を嫌い、自分が提出したのは、廃材を利用した椅子です。廃材を利用しながらも、実用的なものを提案したかったのです。原寸でモノを作る事の大切さも学びました。
もうあれから 17年たちますが、今でもその椅子を利用しています。
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