2011/08/21

Aravena 展



現在、ギャラリー間で開催中の 『アラヴェナ展』に行ってきました。
彼がデザインした「Chairless」は、「座る」という行為をデザインしたもので、今回のギャラリー内で体験できます。「Chair」の単語の中に「air」が含まれている、と改めて実感できるようなデザインです。

2011/08/20

AXIS落語会 「水」


「落語はデザインに通ず」という思いから、1回目「心」、2回目「音」、3回目「花」で、そして最終回は「水」をテーマ行われました。
ゲストは佐藤卓さん。チケットを購入すると、手拭いが付いてくるのですが、そのデザインを佐藤卓さんが手がけています。卓さんが話されたのは、「つまらない仕事なんて一つもない。面白くない人が仕事を持ってくる事はある」と。仕事をいかに楽しくするかは、自分次第なんですね。
今年の夏は、文楽、落語と日本の伝統芸能に浸った休みでした。

2011/08/19

チェルノブイリ・ハート


 25年前に起きたチェルノブイリ原発事故のドキュメンタリー映画 『チェルノブイリ・ハート』を観てきました。
「チェルノブイリ・ハート」とは、この事故により心臓に穴が開いている状態を言います。また、「健常児が生まれる確率 15~20%」 という状況で、次々に映しだされるその映像に目を覆いたくなります。ただ、同じ地球上に住んでいる私たちは、この現実を直視する必要があるのではないでしょうか。
放射能がこんなに恐ろしいものだなんて、自分の認識が甘かった。

2011/08/17

杉本文楽


KAAT 神奈川芸術劇場 (設計:香山壽夫)での公演があった 杉本文楽 「曽根崎心中」に行ってきました。近松門左衛門による作品を 写真家(現代美術家) 杉本博司がプロデュースした文楽です。
2005年 森美術館で開催の 『杉本博司:時間の終わり』展 では、特設ステージで一夜限りの能舞台を彼が演出し、当時から彼のボーダーレスな仕事、そしてシンプルな作品に魅了され続けています。
私は人形浄瑠璃の観賞が初めてだったのですが、背面の大きなスクリーンに映し出された人形と、操られた実際の人形とが同じ舞台に存在している様子が、現代美術にも感じられます。
次は、彼自身が手がけた空間 『IZU PHOTO MUSEUM』 に行きたいです。

2011/08/02

N邸


現在計画中の N邸 です。
1つの敷地を2つに分筆し、1つは 共同住宅。もう一方の敷地には オーナーの戸建住宅。オーナーの要望により 「通気断熱WB工法」 と呼ばれる機械換気に頼らない、調湿作用のある工法を採用し、現在計画中です。
色々な方と打合せさせて頂いておりますが、このクライアントは姓名判断に詳しく、私の姓「富田」の歴史から、字画による姓名判断まで見て頂きました。占いは、自分について改めて発見させてくれる事もあります。
このようなたわいもない会話の中、言葉の端々から、クライアントのための唯一の空間をイメージしていきます。