56歳の若さでこの世を去った倉俣史朗。私は学生時代から彼の透明感、そして浮遊感のある作品に魅了され続けています。1996年 原美術館 (設計:渡辺仁)で行われた回顧展が懐かしく思い出されます。ただ今回は、世界初公開となる「カチナ」と呼ばれるキャラクターのような作品が展示されていました。
彼が使用していた素材、アクリルやエキスパンドメタルは、建築評論家 コーリン・ロウの言う実の透明性、虚の透明性に通じると思います。
ところで、倉俣史朗に師事した吉岡徳仁は、彼の遺伝子が確実に受け継がれているような気がします。
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